6月と言えば『梅雨』の時期。湿気と暑さで自律神経が乱れ、体調を崩したり、外出するのも億劫になります。私自身も雨が続くと家で過ごす時間が増え、気づいたらテレビやパソコン、スマホを触る時間が増えてしまいます。長時間の近業作業は、眼精疲労やドライアイ、ピント調節障害に繋がりますし、何より大事なお子さんの近視を悪化させるリスクにもなります。私が子供の頃（1990年代）と違い、教育や日々の生活でデジタル機器に触れる時間が増え、また、外遊びが減ってしまった現在、小学生の3人に1人、中学生の約半数が裸眼視力 1.0未満とのデータが出ています。

　日本眼科医会は、将来ある子供達の眼の健康を守り維持するため、また、近視の発症や進行を予防するために啓発活動をし、6月10日を『子供の目の日』と制定しております。生まれたばかりは僅かしか見えない赤ちゃんも、その後成長し、6歳くらいまでには視力1.0を得ます。一方で、1.0に届かない「弱視」の早期発見・治療や、低年齢化する近視発症の予防にとって「6歳で視力1.0」はとても大切な節目と考えられます。子供の目の日には、「育もう！６歳で視力1.0」という願いが込められているのです！

　当院では、お子さんの近視の状態や進行具合を明確にするために「Axial　Manager™」という解析ソフトを導入しております。『オルソケラトロジー』や『リジュセアミニ点眼』といった、近視進行抑制に有効なエビデンスのある治療も導入しております。

　詳しくは、ホームページ内の診療案内の小児眼科、眼鏡・コンタクトレンズ・オルソケラトロジー処方をご覧下さい。

「少し気になっているので話だけでも聞いてみたい」という方でも、気軽に相談に来て下さい！