2025年8月31日

9月に入りますが、まだまだ暑い日が続いています。皆様、暑さ対策や紫外線対策は万全でしょうか。肌の紫外線対策はやっていても、なかなか目の対策は疎かになりがちです。しかし、目も紫外線により日焼けをする事で、目の表面にある角膜、結膜に障害がおこり、ドライアイの悪化や角膜や結膜に炎症や傷を生じ、充血やごろつき、ショボショボの原因になってしまいます。また、白内障や加齢黄斑変性症などの視力障害に繋がる病気を悪化させる原因にもつながります。
では、紫外線から眼を守るためにはどうしたら良いでしょうか。紫外線から眼を守るには、一般的にはUV加工の付いたサングラスやコンタクトレンズの装用が有効と言われますが、他にも日傘やつばの大きな帽子なども効果的です。サングラスを選ぶ際には「紫外線透過率」が大切であり、単に色の濃いレンズを選ばない様に気をつけて下さい。外出中や帰宅後に涙液を整えるドライアイの点眼をする事も症状の予防や治療には有効です。
8月の診療では、角膜炎や結膜炎、ドライアイやアレルギーで受診される患者さんが、先月や先々月などと比較し、10%弱ではありますが増加傾向にあります。皆様、まだまだ油断せずに紫外線対策をしっかり行い、目の健康にもご注意下さい。目の症状でお困りの事、心配な事があればなんでも気軽に相談に来て頂ければ幸いです。