
白内障手術
白内障手術
目のレンズ部分である水晶体が曇ることで視力が低下する疾患です。主に加齢に伴って発症しますが、外傷や病気、遺伝などが原因となることもあります。初期の段階では視力のぼやけや眩しさを感じることが多く、進行すると日常生活に支障をきたすこともあります。
準備中
手術前に術前の検査、診察をさせて頂きます。白内障手術や手術に向けての準備、生活の注意点などを説明致します。その際、手術同意書をお渡しします。
手術日の3日前から、眼表面の細菌量をできるだけ少なくするため、抗生物質の点眼を開始します。1日3回、必ず点眼して下さい。
手術前の制限は特にありません。運動・食事・入浴など普段通りにお過ごし下さい。
手術後は、傷がきれいになるまで入浴や洗髪の制限があります。前日のうちにゆっくりと入浴(洗髪)されることをお勧めします。
ご来院
検査
手術
休憩
点眼薬は感染予防や炎症を抑える役割があります。自己判断で中止せず、医師の指示通り点眼をお願い致します(種類によっては2-3か月間程度使用します)。
傷口から細菌が入ることを防ぐため、清潔を保つ様にして下さい。目を強く押さえつけたり、こすったりしない様に気をつけて下さい。
手術後、3日間程度(傷口が閉じるまで)は洗顔や入浴、洗髪を控えて下さい。手術の翌日から首から下のシャワーのみ可能ですが、顔を濡らさない様に注意して下さい(美容院などでの洗髪は可)。
術後は目に細菌や汚れが入らない様、保護用の眼帯やメガネを着用して頂きます。
目の炎症を悪化させたり、保護管理が疎かになる危険があるため、炎症や傷の状態が落ち着くまでは飲酒を控えて下さい。再開時期は診察時に確認して下さい。
車やバイク、自転車の運転は、視力が安定するまで控えて頂きます。車やバイクに関しては、法に定められた視力が確認でき次第、運転可能です。診察時に確認して下さい。
ウォーキングなどの軽い運動や日常での家事、デスクワークであれば手術の翌日から可能です。汗をかくような運動、重いものを持つなど重労働は、手術後の炎症、傷の状態が落ち着くまでは控えて下さい。運動や仕事の再開時期は内容によって異なりますので、診察時に確認して下さい。
混濁した水晶体の代わりに挿入する眼内レンズ(人工の水晶体)には、単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズの2つのタイプがあります。
単焦点眼内レンズは、遠近のいずれか一方の焦点にしかピントを合わせることができないので、手術後も近視用の眼鏡や老眼鏡で矯正する必要があります。しかし、保険診療で扱える⼀般的なレンズであり、見え方も鮮明で経済的負担も少ないといえます。
多焦点眼内レンズは、遠近両方にピントを合わせることが可能です。近くと遠くにピントが合う2焦点タイプ、さらに中間距離にも焦点が合う3焦点タイプがあるので、眼鏡を使用する頻度を減らすことができます。しかし、保険適用外となるため経済的負担があり、また、レンズには適応があるため目の状態によってはご希望されても使用できない可能性があります。詳しくは医師にご相談下さい。
眼内レンズは手術後のライフスタイルに合わせて最適なものを患者様ご自身に選んで頂くことが大切です。そのため、検査だけで決めるのではなく、どのような見え方をご希望されているかをじっくり相談したうえで選択肢をご提案させて頂きます。
準備中
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